ウォーターサーバーは粗大ゴミに分類されるため、勝手に捨ててしまうと不法投棄に問われる可能性があります。

また、契約方法が「購入タイプ」と「レンタルタイプ」で処分方法が異なります。
解約する際には、ウォーターサーバーの水ボトルも処分する必要があるので注意が必要です。

本記事では、契約タイプ別の処分方法やボトルの捨て方について詳しく解説します。

ウォーターサーバーの処分方法:購入タイプの場合

ウォーターサーバーをレンタルせずに購入した場合、本体をどのように処分すれば良いのでしょうか。
ここでは購入タイプのウォーターサーバーの処分方法について、以下3つの捨て方をご紹介します。
・粗大ゴミとして自治体に処分してもらう
・不用品回収業者に処分を依頼する
・ネットオークションで売却する

粗大ゴミとして自治体に処分してもらう

ウォーターサーバーを廃棄する場合、まずは自治体への依頼を検討してみましょう。

ゴミの分類によるとウォーターサーバーは「粗大ゴミ」に該当します。
粗大ゴミの廃棄は自治体が担当していますが、地域によってはウォーターサーバーを取り扱っていないケースもあるので注意が必要です。
処分する際に困らないよう、あらかじめ自治体の粗大ゴミ受付センターに確認しておきましょう。

自治体にウォーターサーバーを処分してもらう手順は以下の通りです。

【自治体に依頼する場合】

  1. 住まいがある地域の自治体ホームページにアクセス
  2. ホームページから粗大ゴミ受付センターのページにアクセス
  3. 電話またはメールなどでウォーターサーバーの取り扱いについて尋ねる
  4. コンビニやスーパーで有料ゴミ処理券を購入
  5. 処理券に必要事項を書きサーバーに貼り付ける
  6. 指定された収集日にサーバーを出す

処分費用についても粗大ゴミ受付センターのページに記載されています。
事前にチェックしておきましょう。

静岡市「不燃・粗大ごみの出し方」>>

不用品回収業者に処分を依頼する

自治体でウォーターサーバーの処分を受け付けていないときは、不用品回収業者に依頼するのも方法の一つです。

不用品回収業者に依頼する場合でも、自治体と同じく処分費用が発生しますが、ウォーターサーバー以外のアイテムもまとめて処分できます。
また業者によっては早朝や深夜に対応していたりと、柔軟性に優れるのが特徴です。

不用品回収業者に依頼する場合は、以下のような流れで手続きを進めます。

【不用品回収業者に依頼する場合】

  1. 目的の不用品回収業者のホームページにアクセス
  2. 電話やメールで見積もり訪問のためのスケジュールを調整する
  3. スタッフが自宅を訪れ、商品を確認したうえで見積額を提示する
  4. 見積額に納得できれば引き取りを依頼し、不用品を回収してもらう
  5. 料金を精算して作業完了

なかには女性スタッフが対応してくれる業者もあるので、一人暮らしの女性の方も安心して利用できるでしょう。

ネットオークションで売却する

「処分費用がもったいない」あるいは「少しでも収入の足しにしたい」方は、ネットオークションを活用してみましょう。
ネットオークションであれば自分の好きな価格で売却することができますし、処分費用もかかりません。
出品手続きや梱包作業は自分で行う必要があることを覚えておきましょう。

たとえばヤフオクでは、2022年1月20日時点で400件近くのウォーターサーバーが出品されています。
メーカーやブランドなどで検索し、同じものがあれば出品額や紹介文を参考にしてみると良いでしょう。
ただし、年数が古いものは売れないケースが多いため、ほかの方法を検討することをおすすめします。

ウォーターサーバーの処分方法:レンタルタイプの場合

ウォーターサーバーをレンタルで利用していた場合は、本体を処分せずにメーカーへ返却します。
まずは解約手続きが必要になるので、以下の手順に沿って手続きを進めましょう。

【返却手続きの方法】

  1. 利用しているウォーターサーバーのメーカー公式ホームページにアクセス
  2. 解約ページから申し込む、または電話で解約の旨を伝える
  3. 水抜きや簡易的な清掃をしてからサーバーを引き渡す

サーバー本体の回収を依頼する場合、担当スタッフか運送会社に連絡します。
いつも水ボトルを運んでくれている相手によって連絡先が変わります。

担当スタッフに回収を依頼する

水ボトルを運んでくれているのが担当スタッフなら、その人に回収を依頼しましょう。
運送会社に依頼するときは違い、担当スタッフがすべての作業を担ってくれます。
梱包や水抜き、玄関への運搬などの作業は必要ありませんが、サーバーの表面を簡単に清掃しておいたほうが親切だと言えます。

また溜まっていた水ボトルはすべて使い切り、サーバーにセットしてある水を空の状態にしておきましょう。
細かい返却方法はメーカーによって異なるため、詳しくは公式ホームページを確認して対応してください。

運送会社に回収を依頼する

いつも水ボトルを運送会社が届けてくれる場合は、サーバーの回収も運送会社に依頼します。

運送会社に回収を依頼するときは、まず水抜きをするためにコンセントを抜きます。
内部に溜まっているお湯の熱が冷めるよう1時間ほど放置した後、水を抜きましょう。
そして梱包をして玄関までサーバーを運べたら作業は完了です。

ウォーターサーバーの空ボトルの処分方法

サーバー本体ではなく、空ボトルを処分するにはどうしたら良いのでしょうか。
ウォーターサーバーの水ボトルには以下の3種類があり、それぞれ処分方法が異なります。
処分方法を間違えてゴミ出しの際にトラブルにならないよう、しっかりと理解しておきましょう。

  • リターナブル方式のガロンボトル
  • ワンウェイ方式のボトル
  • ワンウェイ方式のペットボトル

リターナブル方式のガロンボトル

リターナブル方式とは、空のボトルを毎月返却する方法です。
リターナブル方式のボトルは「ガロンボトル」と呼ばれ、硬い材質で覆われているため、潰して処分することはできません。

空のボトルはスタッフや運送会社が回収してくれるので、ウォーターサーバーを解約した後も、サーバー本体と一緒に空ボトルを返却するだけで済みます。
解約時に返却するときは、すべてのボトルを空の状態にしておきましょう。

ワンウェイ方式のボトル

ワンウェイ方式とは、空になったボトルを返却せず、使い終わる度に自分で処分する方法です。

ワンウェイ方式には「ボトルタイプ」と「ペットボトルタイプ」の2つがあり、ボトルタイプの場合、薄いビニールシートに水が入っているものになります。
水を飲み切るとシートを折ってコンパクトにできるため、ゴミ出しは簡単です。
ペットボトルタイプのようにキャップが付いておらず、ボトルとキャップ部分を分別する必要もありません。

解約してサーバー本体を返却するときも、空のボトルは自分で処分しましょう。

ワンウェイ方式のペットボトル

ワンウェイ方式なので返却の必要がなく、空ボトルを自分で処分できます。
大きめのペットボトルに水が入っていますが、ガロンボトルよりも柔らかい素材が使われているため、軽く力を入れるだけで押しつぶせます。

家庭ゴミとして処分できますが、ボトルは資源ゴミ、キャップは可燃ゴミに分けましょう。
解約してサーバー本体を返却した後も、ボトルは自分で処分します。

ウォーターサーバーを処分する際の注意点

ウォーターサーバーを処分する際の注意点を知っておくことも大切です。
注意点を把握しておくと、処分方法や予算などを踏まえてスムーズに手続きを行えます。
ここでは2つの注意点をご紹介します。

あらかじめ処分費用を念頭に置いておく

自治体や不用品回収業者に処分を依頼するときは、必ず処分費用が発生します。
あらかじめそれぞれの処分費用を確認して、どちらの処分方法にするかを検討するようにしましょう。

自治体や業者によって費用は異なりますが、以下がおおまかな目安になります。

依頼先 費用
自治体 1枚あたり500~1,000円
※有料粗大ゴミ処理券の購入費
不用品回収業者 4,000~6,000円ほど

不用品回収業者にお願いする場合は複数の業者を比較し、最適なところを選びましょう。

リサイクルショップで売るのは難しい

ウォーターサーバーの処分方法の一つに、リサイクルショップに売却する方法があります。
しかし、リサイクルショップに持ち込んだとしても、多くの場合は値段が付きません。
もともとウォーターサーバーはレンタル契約がメインとなっており、「サーバーを購入して利用したい」という需要が少ないからです。
どうしてもサーバーを売りたい場合は、ネットオークションに出品することを検討しましょう。

ウォーターサーバーの処分の手間や費用は「水道水型」が解決!

「サーバー本体やボトルの処分が面倒」という悩みは、水道水型ウォーターサーバーを使えば解決できます。

水道水型ウォーターサーバーとは、自宅の水道水を利用するタイプで、以下のようなメリットが挙げられます。

  • 小型のサーバーが多いので返却作業に手間がかかりづらい
  • そもそも水ボトルを使用しないため、返却や処分の必要がない
  • 水ボトルを注文しない分、月額料金安く抑えられる

これから新しくウォーターサーバーを契約する、あるいはメーカーを乗り換える場合は、処分の手間や費用を考える必要のない水道水型を選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

ウォーターサーバーの処分方法は、レンタルか購入かによって異なります。
サーバーをレンタルしている場合は返却し、購入した場合は自治体や不用品回収業者に処分を依頼する必要があります。処分費用を確認し、適切な方法で処理するようにしましょう。

処分の手間や費用に悩みたくない方は、水道水型ウォーターサーバーの「every frecious mini」を検討してみてはいかがでしょうか。
レンタルタイプなので解約時は本体を返却するだけで済み、水道水と直結しているため、空ボトルのゴミが発生することもありません。
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